おでかけ・思い出
2019.10.8
-楽しいはずの外食、でも・・・- ママたちの小さな我慢
ママA: 「この間までさぁ、この子に合わせて、食べたくない物ばっかり食べさせられて・・・
私だって、本当は担々麺とか食べたいのに、この子に取り分けなきゃいけないから、ずっと食べられなくて。」
ママB: 「そうそう!今はこうやって、1人分残さず食べられるようになったからいいけどね。
カレー屋で仕方なく甘いカレー注文しなきゃいけなかったし。
いつも取り分けるのは母親だから、私たちばっかり我慢してね!」
ママA: 「目の前でパパが、美味しそうに、自分ばっかり担々麺とか辛いカレーを食べてるのを見ると、
なんだか腹が立っちゃったわよね。」
ママB:「たまには代わってくれたらいいのにとか思っちゃった・・・」
皆さんは、この2人のママたちの会話から、どのような状況を想像しますか?
実はこの会話、ある中華料理屋さんで、私が実際に耳にした、ママたちの会話の一部なのです。
たまたま隣のテーブルに、2組の親子が座っていました。
2人のママたちはそれぞれ、小学校3年生くらいと思われる、女の子を連れていたのです。
ママさんAは、数年前のいわゆる食事の“取り分け”の思い出をため息交じりに語っており、
ママさんBもやはり、真剣な眼差しで、うんうんと頷きながら、同意していました。
さて、この会話は自然と、隣のテーブルに居た私の耳にも入ってきたのですが、
私自身の昔の“取り分け”の思い出と、あまりにも一致していたため、
私まで思わず大きく頷いてしまったのです。

<こどもへの取り分けはママの仕事?>
子育て中の多くのママたちが経験されているであろうこの食事の“取り分け”。
一見微笑ましい光景が目に浮かぶかもしれませんね。確かにその通りです。
しかしながら、私自身も正直なところ、息子が小さかった頃、
外食中の“取り分け”の際、常に心がモヤモヤとしていた、というのが事実でした。
ママさんAがおっしゃる通り、外食で1人分のメニューを完食できない子供達には、
“取り分け”が必要です。
そうなると、やはり子供達には辛い物などの刺激物はふさわしくありませんから、
当然家族の誰か1人が、子供たちの口に合うものを注文せざるを得ないわけです。
その誰か1人は、何となくママということになってしまうことが多いようです。
子供達への、食事の取り分けが必要なのは、ほんの短い間のこと、数年間くらい我慢できるでしょう?
取り分けはママの仕事、それが嫌なら、外食しなければいいじゃない?
といった周囲の家族や親戚の方から、よく挙げられる意見も、もっともかもしれません。
けれども、やはり旅先などでは、必然的に外食をせざるを得ないわけですから、
そのたびにママたちが不機嫌だったり、あるいは沈んだ表情で食事をしているのは、
ママたちにとっても、お子さんたちにとっても、少し寂しいと思いませんか?
不意に思い出す、あるママさんの言葉があります。
少し前に、そのママさんと2人で、久しぶりにお昼ご飯をご一緒したのですが、
出てきた食事を見て一言、彼女は言いました。
「このランチ、当たり前だけど、私1人で食べていいんだよね!
誰にも分けないで、1人で全部食べていいんだよね!
自分の本当に食べたいものを注文して、自分1人で食べられるなんて、ほんと幸せ!」
自分の食べたいものを注文して、自分1人で食べていい。
こんな当たり前のことが、ママたちにとっては、とびきりの幸せなのです。
<すこし分担しませんか?>
お子さんへの食事の“取り分け”が必要なのは、ほんの数年間。
それなら、ママと、そして周囲のご家族のみなさんの我慢も、ほんの数年間です。
暗黙のうちに、ママの仕事になりがちな、
お子さんへの食事の“取り分け”を、
時々はご家族で分担してみてはいかがでしょうか?
ペンネーム:コム
私だって、本当は担々麺とか食べたいのに、この子に取り分けなきゃいけないから、ずっと食べられなくて。」
ママB: 「そうそう!今はこうやって、1人分残さず食べられるようになったからいいけどね。
カレー屋で仕方なく甘いカレー注文しなきゃいけなかったし。
いつも取り分けるのは母親だから、私たちばっかり我慢してね!」
ママA: 「目の前でパパが、美味しそうに、自分ばっかり担々麺とか辛いカレーを食べてるのを見ると、
なんだか腹が立っちゃったわよね。」
ママB:「たまには代わってくれたらいいのにとか思っちゃった・・・」
皆さんは、この2人のママたちの会話から、どのような状況を想像しますか?
実はこの会話、ある中華料理屋さんで、私が実際に耳にした、ママたちの会話の一部なのです。
たまたま隣のテーブルに、2組の親子が座っていました。
2人のママたちはそれぞれ、小学校3年生くらいと思われる、女の子を連れていたのです。
ママさんAは、数年前のいわゆる食事の“取り分け”の思い出をため息交じりに語っており、
ママさんBもやはり、真剣な眼差しで、うんうんと頷きながら、同意していました。
さて、この会話は自然と、隣のテーブルに居た私の耳にも入ってきたのですが、
私自身の昔の“取り分け”の思い出と、あまりにも一致していたため、
私まで思わず大きく頷いてしまったのです。

<こどもへの取り分けはママの仕事?>
子育て中の多くのママたちが経験されているであろうこの食事の“取り分け”。
一見微笑ましい光景が目に浮かぶかもしれませんね。確かにその通りです。
しかしながら、私自身も正直なところ、息子が小さかった頃、
外食中の“取り分け”の際、常に心がモヤモヤとしていた、というのが事実でした。
ママさんAがおっしゃる通り、外食で1人分のメニューを完食できない子供達には、
“取り分け”が必要です。
そうなると、やはり子供達には辛い物などの刺激物はふさわしくありませんから、
当然家族の誰か1人が、子供たちの口に合うものを注文せざるを得ないわけです。
その誰か1人は、何となくママということになってしまうことが多いようです。
子供達への、食事の取り分けが必要なのは、ほんの短い間のこと、数年間くらい我慢できるでしょう?
取り分けはママの仕事、それが嫌なら、外食しなければいいじゃない?
といった周囲の家族や親戚の方から、よく挙げられる意見も、もっともかもしれません。
けれども、やはり旅先などでは、必然的に外食をせざるを得ないわけですから、
そのたびにママたちが不機嫌だったり、あるいは沈んだ表情で食事をしているのは、
ママたちにとっても、お子さんたちにとっても、少し寂しいと思いませんか?
不意に思い出す、あるママさんの言葉があります。
少し前に、そのママさんと2人で、久しぶりにお昼ご飯をご一緒したのですが、
出てきた食事を見て一言、彼女は言いました。
「このランチ、当たり前だけど、私1人で食べていいんだよね!
誰にも分けないで、1人で全部食べていいんだよね!
自分の本当に食べたいものを注文して、自分1人で食べられるなんて、ほんと幸せ!」
自分の食べたいものを注文して、自分1人で食べていい。
こんな当たり前のことが、ママたちにとっては、とびきりの幸せなのです。
<すこし分担しませんか?>
お子さんへの食事の“取り分け”が必要なのは、ほんの数年間。
それなら、ママと、そして周囲のご家族のみなさんの我慢も、ほんの数年間です。
暗黙のうちに、ママの仕事になりがちな、
お子さんへの食事の“取り分け”を、
時々はご家族で分担してみてはいかがでしょうか?
ペンネーム:コム